続く熟成・最高峰ツアラーR1250GS(2019)試乗インプレ① モデル概要

大排気量の水平対向二気筒という稀有なエンジンでありながら、アドヴェンチャーバイクのベンチマークであり続けるBMWのGSシリーズ。その最高峰であり最新モデルであるR1250GSに試乗してきました。

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まずはモデルの概要ですが、とりあえず巨大なバイクである、という事は多くのライダーの知るところでしょうか?
1994年登場の1100のGSが現代のモデルへとつながる転換点となるバイクとなり、グラベル・ターマックと路面状況を超えて走り回る自由なライダーへ向けて開発されたというのが大きな特徴です。いわゆるクロスオーバーやアドヴェンチャーバイクを売れ筋に押し上げた大成功モデルとなった、と言った感じです。
タイヤを押し付け最大限のグリップ感を引き出すパラレバー・サスペンション、外乱の影響を抑えてのロ心地の良さに貢献するテレレバー・サスペンション、この独特のシステムは大柄な外観からは想像もつかないような、驚くほど軽快な走りを見せ、そしてBMWはブレーキの性能も非常に高く、クロスオーバーモデルでありながら高い走りの性能を備え人気を博しています。
アップライトな姿勢で快適に高速巡航をこなし“道を選ばない最強の長距離ツアラー”というキャラクターは熟成を続けています。

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前後のアダプティブサスペンションが美しいです。
機能としても路面追従性と乗り心地の良さを両立し、スイッチ一つで特性を変化させることも出来ます。

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R1250シリーズは排気量増&シフトカム採用により、136馬力という一級のスペックを備え、その高出力を電子制御やライディングモードセレクトで扱いやすく仕上げています。ABSは20年以上前のから標準で、オフロード対応のトラクションコントロールやクラッチレスでのシフトチェンジに対応するなど、より安全にイージーに、より早く快適に遠くへ、というのをものすごく高い次元で実現していると言えます。

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装備に関しては不足となるモノは全くなく、パニアケースなどのツーリング補助アイテムもオプションで取り揃えられており、カスタムなどを必要とせず、納車即超長距離ツーリングをこなせる最高の旅バイクであることは間違いありません。



ネックとしてはサイズとお値段でしょうか。

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ハンドル幅は大袈裟に広くはありませんが、オフモデル的でもあり、ローダウン仕様としてプレミアムエクスクルーシブという日本向けの仕様も展開されていますが、身長165㎝以上ないと、取り回しに苦労するとは思います。ローダウン仕様では前後のサスペンションで3㎝ダウン、シートの2㎝位のダウンまで可能となっており、足付きはかなり良くできるみたいです。ハンドルもアエラなどの欧州バイク向けのアフターメーカーの物を活用すれば、幅を狭めて手前にハンドルを手繰り寄せることが出来るみたいです。ハンドル幅が気になる方は背が高い方でも結構いるようで、交換する方はかなり多いようですね。ポジション系のカスタムは個人的にはお薦めです。姿勢が楽になると快適性が全然違うと思います。車重は約250㎏となっており、ハーレーなどのクルーザーモデルよりかは軽く、ツーリングバイクの車重としては見た目と違って想定以上に重くはありません。排気量相当の重さの範疇だと思います。足腰健康であれば扱える車重だと思います。



お値段に関しては、250万円~のバイクであり、乗り出しで300万円を超えるという事もザラですので、かなり高額のバイクであることには間違いありません。ただ、バイクの使い方として、長距離を快適に走りたい、と言うライダーであれば選択肢の筆頭に来てもおかしくないバイクで、リピートでGSを乗り継ぐ方も多くいらっしゃるというのも乗ればわかる部分です。スーパースポーツと峠で戦っても勝てませんし、ハヤブサやZZRなどの300km/hオーバーのポテンシャルを持つ超高速ツアラーとも毛色は違います。ですが、そこそこ早く疲れず遠くに、そしてフラットダートを含む路面が悪い道路と出くわそうと不安なく走り抜けることが出来る、と言うのが強みです。そして、もっと早いバイクは他にある、と言うのはありますが、それでも1250㏄で136馬力あるので普通以上に速いです。250㎞/h近くは出るようですし、100㎞/hで高速を巡行する時も、6速で低い回転でエンジンは全くうなることもなく、振動も少なく矢のようにビシっと真っ直ぐ走ります。

ツーリングバイク最高峰、アドベンチャーバイクのベンチマーク、進化を続けていくR1250GSは、どんなライダーでも後学のために試乗してみる価値があるかもしれません。

試乗インプレ②へと続きます。




過去のいろんなバイクの試乗インプレも参考になればと思います。

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テーマパーク化したTMS 次の課題は??

東京モーターショウ2019、130万人ほどの来場者数を記録し、大盛況でした。

私もありがたいことに招待券を頂き行ってきました。

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プレスデイなどは関係者しかおらず混雑はしませんが、土日はかなりの混雑でまさかのテーマパークの様相。まるでディズニーランドかと思うような行列があちこちで発生しており、お手洗いも男女問わず渋滞、食事も行列、テーブル空き待ちも混雑と言った具合でした。

今回のモーターショーの運営は、コンテンツとして体験型・体感型の出し物を増やすことを働きかけ、ITとAIと自動運転とを上手くPRし、子供や学生の受け入れを増やす目論見を立ててドンピシャでハマった感じです。キッザニアの出展であったり、トミカのミニカーであったり、施策は上手くいったのだと思います。

しかしですね~ 運営の来場見込みの見当外れと純粋な人手不足と言うのがあるようで・・前回のモーターショーの来場者数77万人をベースに各日に振り分けた警備や誘導の人員の配置に難ありと言ったところです。体感型の物も列の誘導や待ち時間の伝達なども中々不手際が多かったりしたようで、「混んでたなぁー、待ち時間すごかったねー」みたいな感想が多いようでちょっと残念。

日雇いのアルバイト君たちをかなり増員を試みたりしたようですが、ちょっとの上乗せ時給では集まらず、と言ったところ。
誘導の案内をデジタルサイネージやアテンドのロボットなどに任せるなど工夫もありますが、人ほど融通はきかないのかな。




芸人さんやタレントさんを呼んでのトークショーなどのイベントもあり、楽しめるところはたくさんありました。

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ただ、これまた混雑がすごい。
子連れでは立ち寄れない空間になっていたり、メーカーや新型車のパンフレットをちょろっともらうのも難しい状況だったりと、混雑で損なうものも多かったかもしれません。車の写真を撮るのも一苦労で、他の来場者さんも映り込むことも多く、今回は写真が少なくブログにしました。


ダイハツのロッキー/トヨタのライズなどは中々のサプライズ感をもって紹介されたり、新型フィットなどのヒット確実な車種のお披露目であったり、触ることのできる面白い車種の展示もたくさんありました。

残念なのは輸入車の展示が少なく、非日常的な車種を拝むという事が出来ないのが残念でした。


今回のTMS2019をまとめると、やはり、混みすぎ。これに尽きます。


混雑で小さい子がカバンとかにぶっ飛ばさるのをちょくちょく見ましたし、ベビーカーを押している人は行けるところがあまりにも限られたり、子供受け入れを想定するなら混雑の緩和をしないと、食事や休憩の時間配分なども含めて、正直体が持たないのではないか?と思いました。


課題が目についたモーターショーでしたが、トヨタの社長の目指すところの来場者数目標は達成したようで、メンツは保たれたとかなんとか。
コンテンツも充実し、人を集めることが出来たとしたのであれば、運営面での顧客満足度を高める方向で今後の充実度を高めていただき、自動車関連産業のさらなる発展を祈願したいと思います。