LKAとは?レーンキープアシストシステムとは何か?

車線逸脱防止支援システム、各メーカーから色んな名称で出ているシステムですが、レーンキーピングアシストシステム:Lane Keeping Assist Systemと言うのが今後の世界共通のシステムの総称になりそうですね。
cq5dam.resized.img.585.low.time1452684214321.jpg
つい数年前までは車線逸脱警報:レーンデパーチャーウォーニング、車線の白線をカメラなどで認識し、ウィンカーを操作せずに車線を逸脱しそうになると警報音を鳴らしたりメーターディスプレイに警告表示の点滅などしてドライバーに知らる機能が一般的、というか、そういった装備でも相当先進的で高級車や上級グレード用のオプションとして用意されるくらいでした。警報だけであればクルーズコントロールとは別個で作動するものも多く、一定速度以上であればアラートを鳴らしたり、ハンドルにブルブルと振動で警告しハンドル操作を促したりするものもあり、セットオプションなどで幅広い車種に普及しようとしています。

さらに、技術の進歩はすさまじく、レーダー性能の進化、電動式パワーステアリングの普及などで電気的に制御する領域が広がったのことなどでレーンキープアシストも急速に普及拡大してきています。レーンキープアシストはアダプティブクルーズコントロールなどとの協調制御で、電動パワステに適切なトルクを発生させるなどのステアリング制御補助を行い、車線維持をアシストする機能です。これにより軽いステアリング操作で車線維持しての走行が可能となり、車線からのはみ出しなどを防ぐのと、高速道路などの緩い曲率のコーナーであればハンドルに手を添えるくらいの感覚で曲がることが出来ます。車線逸脱を検知したときのみ修正舵をあてる機能のみのタイプと、積極的にステアリング操作を行って車線維持をするタイプがあり、後者の方が高性能であることが多いです。

日本で販売されるレーンキープアシスト機能搭載車種は、国交省の定める技術指針に合わせ無くてはいけないため、本来の性能や機能をセーブしていることもあるようです。
・ドライバーが機能をオン/オフをできる。
・システムの作動下限速度が65km/h以上で、高速道路・自動車専用道路を対象とした装置であること。
・機能の作動状態がメータなどで常に表示されること → 各メーカーともにメータ内のディスプレイ上に、白線やハンドル、自車のマークなどのデザインの表示を行っている。
・カーブ半径が1,000mよりもキツイ急カーブで作動可能な機能は、ハンドルから手を離した場合に機能を停止すること。手を添えてなくては機能してはいけない

などの制限があるためポテンシャルを出し切れていないケースもあるようですが、今後は自動運転の規制などと共に整備されていくことと思います。

現行で販売されている車種で、かなり積極的に車線の維持と全車速対応の停止発信制御が出来るものは欧州車メーカーのフラッグシップモデルが中心となりますが、アウディA4の2016年にモデルチェンジしたモデルも半自動運転とも言えるアダプティブクルーズコントロール×レーンキープアシストの協調制御を実現しています。2016年にモデルチェンジして日本に導入予定の新型のEクラスもかなり積極的な半自動運転を実現する予定とのこと、電気自動車を軸にモデル展開してハイテクと先進性を売りにしているテスラも今後自動運転実現に向けた展開をしていくようです。

事故を未然に防ぐシステムであり、自動運転への足掛かりともなるシステム、今後の普及拡大に期待したいですね。もっとコンパクトカークラスまでの標準装備、価格の高くないオプションとしてラインナップするようになって欲しいものです。

ACC=アダプティブクルーズコントロールについての記事

なども良ければご覧ください。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック