まるで欧州車 新型インプレッサスポーツ試乗③ インテリア編

スバルはもともとヨーロピアンな乗り味がウリでしたが、それは国産車においては比較的高剛性なボディを備えているのが大きなアドバンテージでありました。柔な日本車とは一線を画す車作りが、今回のインプレッサの新しいプラットフォーム、SGP・スバルグローバルプラットフォームとして結実したと思います。

017_o.jpg

外観的にはレヴォーグのリアを詰めた感じです。全長を20㎝詰めてターボを取っ払ったら70~90万円安くなった、みたいな感じかもしれません。ターボの有る無しで絶対的なパワーは違います。居住性や荷室もレヴォーグの方が広いかもしれませんが、スポーティな爽快感はインプレッサも負けておらず、むしろライバルは欧州のゴルフやアウディくらいになってくるのではないかと思います。

しかし、スバル車で残念なのはインテリアだったりします。
やや無難にまとめていますが、液晶モニターがナビの上やメーターパネルの中に点在していたりでもう一つ洗練された感じではありません。
20161113_123438.jpg
操作感は悪くありませんが、アウディのバーチャルコックピットや、BMWのidriveのような横長の液晶に各種情報を左右で分割するような表示にしたり、縦長のタブレット風の液晶としてつなげたりといった進化に期待したいところです。国産車で操作系で突き抜けている車両と言うのは少ないので、視認性の高いシステムを構築してほしいところ。スイッチ類が少なめに整理されているのが良いポイントではあります。
20161113_122257.jpg
ダッシュボードの質感やデザインも悪くはないけれども、際立って上質と言うわけでもないです。インテリアで人に自慢できるポイントは特にないと思います。ワーゲンであればポロやゴルフ、BMWであれば1シリーズや2シリーズの方が話のネタになるポイントや質感の高さを語れるポイントがあるように思います。コスパを考えれば妥当、走りのテイストは値段の割に良い物感があるだけに惜しい。シートの座り心地の良さ、フィット感の良さはスバル車の素晴らしい美点です。そこは長時間ドライブや峠道のコーナリングでのサポートの良さなど光るものがあります。ハンドリングも良いと感じるのはシートの良さもあってかもしれず、しかしインテリアの美点はドライバーしか知り得ない自己満のレベルかもしれません。

前後ベンチレーテッドディスクを備えるブレーキの効きはかなり良い。ですが、効きの立ち上がりが鋭く演出過剰気味なような気がします。踏み始めの減速Gの立ち上がりが強めでカックンブレーキになりがちかも。個人的にはBMW1シリーズやMINIシリーズの初期ロット位のカックンブレーキかと。ペダルの位置がやや手前なような気がして違和感を覚える人もいるかもしれません。グレードによるアルミ製のペダルカバーの有無とかで数ミリの位置の前後があることも考えられますが、やはりブレーキペダル位置がやや高めにあります。すぐに慣れる部分ではありますが、試乗される方は注意した方が良いかもしれません。私と同様に、ペダル感が合わないって方もいるのではないでしょうか?もしいらっしゃいましたらコメントくださいね。納車整備で調整できたとか、情報あれば共有できればとも思います。

ディスク計もそこそこ大きいようで、16インチ以上のホイールの装着が必須とのこと。スタッドレス用に、と思っても15インチまではインチダウンは出来ないそうです。むしろ今後はスポーツグレードなどには19インチが用意されるかも、とか。PCD(ピッチ・サークル・ディスタンス)は100、スバルでも車種によって114.3だったりしますが、新型インプレッサのハブはピッチ100で、ハイパワーを受け止めるタイプの物ではないようです。その昔のインプなどに使われていた300馬力程度にチューリングをするとすぐにガタが出るガラスのハブ、と言われるものをいまだに使っているのが残念ですが、そこまでのキャパは必要ないとの判断のようです。スポーツハイブリッドやターボ付きのモデルなどでは仕様を変更することもあるかと思うので、そちらも情報あれば共有していきたいと思います。

インテリアの質感の部分で言うと頑張っているのがパワステスイッチ周りだと思います。メッキの加飾などを施し、少し上質に。
20161113_123734.jpg
しかし、リアのドアハンドル部分はフロントに使われるものと同じようデザインですが、地味に素材が違い、あまり目につき難いところのあからさまなコストダウンがあったりします。リアシートは使用頻度低いからコストカット、と言うのはセコイ感じがしていやだなぁと思います。
20161113_123741.jpg

リアシートの居住性はワーゲンゴルフのような感じですが、センタートンネルの盛り上がりがそこそこありちょっと劣るといったところでしょうか。リアシートのデザインや着座感は上々なので、4人乗車であればすこぶる快適です。
20161113_123429.jpg
スライドやリクライニングがありません。少しリクライニング出来たらいいなぁ、と思うような角度かも。ぜひ、座って確かめてみましょう。リアガラスが小さめで閉塞感があるかと思いきや、意外とそうでもありません。肘周りにゆとりがあるからか、意外や快適で、レヴォーグとあまり変わらないように感じるかも。

荷室はレヴォーグなどのワゴンには劣りますが、ハッチバックとして考えれば十分な広さ。ベビーカーなども難なく収められると思います。
20161113_123520.jpg
しかし、リアシートを倒して使う時には段差が生じるので注意が必要です。

リアシートのセンターにも3点式シートベルトが付きます。その為のステーのような物がシートから生えています。安全面の配慮ですね。
20161113_123525.jpg
正直リアシートの真ん中の3点式シートベルトの使い勝手は良くないような気がします。

スバル内で言えば上位車種にあたるレヴォーグに負けず劣らずシートのデキの良さなどの美点が光ります。インテリアの質感も同じような感じです。絶対的な荷室の容量とターボパワーが必要でなければインプレッサを積極的に選ぶのはアリだな、と思えます。
輸入車との比較で選ぶのも・・まぁまぁアリ・・かと。
欧州車などであればインテリアの独特の世界観に酔える、という違った価値もありますが、その分価格が高め。走りの性能であれば劣る部分はそんなにないかと。

インテリアとナビと安全装備についての試乗記④に続きます。


2017年登場のスバルXVの試乗インプレもUPしました。

スバルXVは新たな地平を拓くのか?試乗インプレ①

新型XVは割高かお買い得か?試乗インプレ②



過去の試乗レポートも良かったら見て下さいね。

インプレッサスポーツ試乗①・レガシィを超えるのか?

史上最高の乗り心地を実現 インプレッサスポーツ試乗②

レガシーを超えた?レヴォーグ 試乗インプレ①

スポーツカー並みの走り レヴォーグ試乗インプレ②

狭さもスポーツカー並み?レヴォーグ試乗インプレ③ インテリア編

時代遅れのパワートレインと肥大化したボディ レガシーアウトバック試乗①

実用的だけど地味なインテリア? レガシーアウトバック試乗②

実は超豪華ハイテク満載 レガシーアウトバック試乗③

などのスバル車の記事インプレッションもあります。

展示車を見たり、試乗して買い替えを考えるときは!こちらもチェック!
↓↓
新車購入や中古車に買い換え時の値引き分と下取り価格は、実はまとめられているから、実際の下取り額は不透明。
そういった時に買い取りに出すことも視野に入れると愛車の価値が解るので、査定サイトや出張査定は活用した方が良いでしょう。












90%くらいの確率で下取りよりも買い取りの方が高値が付きます。
ディーラー等、他メーカーの物は結局別に流すことになるため、中間マージンの2度手間3度手間がかかってしまいます。
買い取り店であれば、直販が多く、その後の再販価格に近い額で売ることが出来れば、納得も行くもの。
中国や東南アジア、ロシアなど海外に販路を持っていて、古くても過走行でも売れます。
売らなくても気まずくはならないし、1~2時間で数十万の差が出ることもあります。
ぜひ気軽に買い取り店を検討して見ましょう。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック