低ダストブレーキパッドとの付き合い方(輸入車)の参考に!

輸入車のブレーキダストのひどさったら・・
パッドとローターの削れ具合と輸入車独特のブレーキの効き喰い付きの良さとのバランスで、トレードオフの関係として本当にホイールが汚れまくります。

輸入車の基礎知識 なんでドイツ車のホイールはあんなにブレーキダストで汚いの? の記事も参照いただければと思います。

さて、今回は低ダストブレーキパッドに交換したいくつかの車種や事例をもとに、ブログにしていきたいと思います。
ちなみにメーカーや車種によって、ブレーキパッドの初期設定・性能やキャパなどにより、そもそもの純正ブレーキパッドの持ちの良さ悪いさに差があったり、走り方や道路環境などによっても減り方は違ってくるので、何かのヒントにでもなればと思いますが、あくまで参考情報としていただければと思います。

img_02_2.jpg

輸入車の多くはブレーキパッドの消耗を知らせるセンサーが搭載されており、交換時期のおおよそ1,000~2,000㎞前に教えてくれます。



ブレーキパッドの残が2㎜前後になるとセンサーの先端がブレーキローターに接触し、警告を発するタイプの物が輸入車を中心にあります。
ブレーキ警告灯が付いた時にはセンサーが接触して摩耗を始めているので、センサー自体も交換が必要になるケースが多く、ブレーキパッドやローターの交換と合わせてセンサーの交換もしなければいけなくなるので、2~4,000は追加コストが掛かることになります。

目視でもパッドの消耗具合は確認出来たりするので、日ごろから気にかけておくと良いでしょう。
ホイールの隙間からブレーキパッドを除けたりする車種もあります。

20190116_111003.jpg

新品のパッドであれば約10㎜あり、十分にあると言うのもわかりますが、日々少しずつ摩耗していくとなると気づきにくいものです。1000㎞走行ごとにちょっと見てみるとかすると良いかも。

個人的なオススメとしてはDIXEL(ディクセル)の低ダストブレーキパッド
輸入車の適合が多く、値段もあまり高めではないです。



減りはそこそこのスピードで、ローターへの攻撃性も少なく、よってブレーキダストも少なくホイールも汚れにくい。
効きの体感性能としては、純正の効きが非常に良い輸入車のパッドに対して9割くらいの性能と言ったところでしょうか。いわゆる普通の国産車(特にトヨタ的な)ファミリーカーの素養を備えたパッドと位置付けられるかもしれません。絶対的な踏み込みの強さでABSが作動して車両を止めるという性能に対しては不足があるわけではありませんよ。あくまでフィーリング的に `カッ‘ と効きが立ち上がる傾向にある輸入車の純正パッドに対してややダルにブレーキが効くってことです。


ちなみにいくらかの車種でのブレーキ関係の交換サイクルの目安として上げておくと・・
メルセデスベンツ C200 60,000㎞くらい
C63AMG 2~30000㎞くらい
ワーゲンポロ 70000㎞くらい
ワーゲントゥーラン 50000㎞くらい
ワーゲントゥアレグ/ポルシェカイエン 35000㎞くらい
アウディS3 40,000㎞くらい
アウディA4アバント クワトロ 50,000㎞くらい
BMW MINI クーパー3ドア 5~60,000㎞くらい
MINIクロスオーバー 35,000㎞くらい
BMW3シリーズ50,000~65,000㎞くらい
ボルボXC90(初期型)70000㎞くらい


だいたの目安ですが、このあたりで警告灯が付くことが多いようです。(あくまで参考ですよ)
みんから などのブレーキパッド交換などでご自分の愛車の平均的な走行距離と交換サイクルの数値なども役に立つとも思います。

ちなみに、重量級の車種やSUVであってもスポーツ走行をウリにしているモデル・カイエンでは交換サイクルが早めであったり、ミニクロスオーバーやおそらくBMWグランツアラーなどは車重などに対してベースのブレーキのキャパが低めな物をMINI3ドアから流用するなどして消耗が早かったりするとか、あるように見えますね。S3やAMGなどは馬力に対してスピードを殺す方の性能も上げていて減りが早めなのはうなづけます。軽量な小型車種であれば比較的交換サイクルがが長めなので概ね予想通りな感じでしょうか。

車種やグレードによりますが、ACC(アダプティブクルーズコントロール)を頻繁に使うとパッドの減りが早いという事もあるようです。コーナリング制御のアジャイルハンドリングシステムや、姿勢制御などに頻繁にブレーキを介入させるシステムを多用していると、これまた減りが非常に速いと言うハナシもあります。これはドライバーがブレーキを踏まずともブレーキが使われることで、消耗が思いの外早い、という感覚もあるようではあります。

86のドラシャはなぜ折れるのか!? のポストでもブレーキによる車両制御について触れています。気が向いたら読んでみてください。

XC90(旧型)は走行性のはソコソコでも、重量級の車種な割には国産並みにブレーキの持ちが良かったりするようです。ボルボはローターについてはパッド2回につき一回の交換となるようで、意外にもブレーキ系のサイクルコストはかからないようでもあります。フォードとマツダと提携していた時期のモデルゆえに欧州車というよりもアメ車や国産車的なのでしょうか??

20190116_110930.jpg

BMWもメルセデスもワーゲンもアウディも、パッド交換の時にローター交換も合わせて勧められることが多いので、消耗が早くてコストもかかります。ローターの摩耗限界が来ているのか、それとも交換してしばらく走行したら計算上摩耗限界の数値を下回るのか・・あまり説明せずに交換を促す営業マンもいたりするので、スタートは何㎜で今何㎜、あと何㎜で下限の厚さとなるのかを確認して交換を1回くらいは先送りすることも検討しても良いかもしれません。ただ、それはあくまで街乗りメインである方という前提です。高速をぶっ飛ばす方や峠の下りを早めのペースで流す方、サーキットを走ることもある、というのであればむしろ交換はすべきでしょう。

ディーラーよりも街の整備屋の方が融通は利くしコストも安いのでその辺は相談してみても良いかもしれません。
ただ、センサーの交換やコンピューターのリセットなどは街の自動車整備工場では対応できないこともあるので、そこは注意ですね。


さてさて、ここまで色々書いてきて、情報提供に努めて参りましたが、オーナーの皆さんに役に立つものしてまとめると・・

①ブレーキパッドとセンサーが消耗してセンサーの交換コストがかかる前に換える

②ローターの摩耗が進む前にパッドだけ交換する

③低ダストパッドは検討の価値がある

という3点になります。

センサー摩耗の前に低ダストパッドに換える。これだけでブレーキ関係のランニングコストをかなり抑えて、サイクルの長期化をすることが出来そうです。輸入車専門チューニングショップなどでもそういったプランを薦めるところもあります。国産っぽく普通に維持費を抑えて長く乗る、というスタンスもショップを利用することで可能だという考え方ですね。国産車だとそもそもブレーキローターの交換を推奨されることは一部のスポーツ車を除きめったにあるものではなく、輸入車は維持費が高いなぁ~ という印象の一因ともなっているのではないか?と個人的には感じます。

せっかく輸入車にのるのだから、その乗り味やブレーキの効きの良さも思う存分堪能したい、ということであれば、純正や、消耗がより早くとも効きの絶大なカスタムパーツなども良いかもしれませんが、ここは選択肢の一つとして、ローターの交換をなるべく先送りしつつ、センサー摩耗よりも前に予めの予防整備的にも低ダストパッドもある、とお伝えしておきたいと思います。


国産車用のリプレースパッドもディクセルから出ています。輸入車だけではありませんね。




国産・輸入車問わず、ローターなどもリリースされています。DIYでいろいろできちゃう方は安いアイテムを仕入れてセルフでやっちゃうのも良いかもしれません。自分による自分の愛車の整備は専門知識を持った方が自己責任でお願いします。




ショップでの取り扱いや、持ち込み、DIYなど上手く活用して、維持費のかかると言われている輸入車であっても上手に長く付き合ってけるように、お祈り申し上げます。ではまた

この記事へのコメント